心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)
そして

家の駐車場で―――



「先生?変な意味じゃなくて家に来る?勉強を教えてほしいし、いつも車の中ってわけにもね、先生疲れちゃうでしょう?」

「行ってもいいの?じゃあ特別補習しますか」


先生を家に入れるのは少し迷ったけど、気持ちを信じたかった。




「綺麗に片付いてるね、梨華らしい部屋だ」

「そう、かな?」


「うん、ピンク・白・赤、梨華のイメージそのまんまだよ」
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