心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)
学校に着くと、先生が玄関で待っていた。


「おっ!可愛いじゃん、すごく似合ってるよ」

服や髪型が変わると、いつも気づいて褒めてくれる。


おはようのキスをしてから一緒に手をつないで2階まで上った。


「じゃあ、頑張ってね」

「うん」



教室の前に席順の紙が貼ってあった

私の席は…
仲良しのお姉さんの前

いつもと同じ並びだった。


教室に入ると、講座の人たちはほとんど来ていた。

逆に昼間の学生は誰も来ていない。
< 235 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop