社会更生ディスカッション
「俺は村瀬良樹。よろしく」
「藤崎優馬です。よろしく」
この笑顔の裏ににやりと笑う顔が隠されているかと思うと
背筋が凍る。
俺は、昨日モニターからディスカッションを見ていたこと、
VIPルームでディスカッションが免除されていたことを
悟られない方がいいと思い、
当たり障りない話をして過ごした。
しばらく話しているうちに、ぞくぞくと人が入って来て、
自然と会話は途切れた。
俺は自分の名前が書かれている席に座る。
藤崎とは対面の席だ。
マズいことになったな……。
どうするべきか今のうちに考えなくてはいけない。
もし藤崎が昨日の作戦通りやろうとするなら、俺達は皆殺しだ。
どうにか阻止しなければならない。
だけどアイツを敵にして勝てるとは思えない。