社会更生ディスカッション




朱莉がそう言うと、藤崎が「まあまあ」なんて言って

お盆に入ったお菓子をみんなの机の前に出してきた。



「俺はさ、甘いお菓子が好きだから甘いものを食べると幸せを感じるんだ。

あ~これなんて懐かしいな。小さい頃よく食べなかった?」



藤崎がひとつ取ったのは、ラムネ型のお菓子だった。



「あっ、本当だ。この駄菓子泡が出るやつだよね!」


千春がそれに反応するとふたりは盛り上がり始めた。


「このお菓子懐かしいな~

泣いている私にね、おばあちゃんが食べてごらんって渡すの。


食べた瞬間口に泡が広がるでしょ?

それでビックリして……涙も止まっちゃったんだよね。


それ以来私、このお菓子が大好きになっちゃって」


懐かしいな、なんて言葉をこぼす千春は嬉しそうだった。


「ちょっと、今そんな話してる場合じゃないでしょ?」


< 252 / 317 >

この作品をシェア

pagetop