社会更生ディスカッション
朱莉がそう言うと、藤崎が「まあまあ」なんて言って
お盆に入ったお菓子をみんなの机の前に出してきた。
「俺はさ、甘いお菓子が好きだから甘いものを食べると幸せを感じるんだ。
あ~これなんて懐かしいな。小さい頃よく食べなかった?」
藤崎がひとつ取ったのは、ラムネ型のお菓子だった。
「あっ、本当だ。この駄菓子泡が出るやつだよね!」
千春がそれに反応するとふたりは盛り上がり始めた。
「このお菓子懐かしいな~
泣いている私にね、おばあちゃんが食べてごらんって渡すの。
食べた瞬間口に泡が広がるでしょ?
それでビックリして……涙も止まっちゃったんだよね。
それ以来私、このお菓子が大好きになっちゃって」
懐かしいな、なんて言葉をこぼす千春は嬉しそうだった。
「ちょっと、今そんな話してる場合じゃないでしょ?」