社会更生ディスカッション
朱莉の言葉に俺もはっと我に返った。
そうだ、時間はこくこくと過ぎていく。
好きなお菓子の話をしている場合ではない。
「あ、ごめん……久しぶりに見たからつい……」
千春が眉を下げて謝ると、藤崎は言った。
「いいじゃん、昔話。
もっとリラックスしてやらないと堅~い頭じゃ何も出てこないよ」
そう言って藤崎は朱莉の頭を指先でコンと突いた。
それを遠慮なく振り払うと、朱莉は怒った口調で言った。
「だからって意味の無い話しをしてたら時間が無くなるでしょ!」
「そう?」
確かに……。
こんな関係のない話を藤崎が持ち出して来たってことは
やっぱり時間をロスさせることが目的なのかと疑ってしまう。