社会更生ディスカッション
アナウンスが鳴り響く。
「10分以内に、自分の部屋に戻って下さい。明日のゲームは朝11時から開始します」
俺は強く拳を握り締めた。
俺のせい、なのか……。
発表の機会を奪ったから?
いや、そもそも俺があの時に早くメモを渡せていればこうならなかったのかもしれないのに。
クッソ……っ。
何してんだよ。
手を強く握りしめる。
周りはそんな俺を憐みの表情を浮かべながらも見ていた。
気づけば、みんな部屋から出て行って、吉田美里が最後に部屋を出ようとした時、俺に声をかけた。
「自分を責めないで……あの子、最後笑ってたから」
小さくつぶやいて、部屋から出て行く。
笑っていた……か。
俺はその場から動くことが出来ず、いつまでも床にうずくまっていた。