この世界は7で終わる



ーーー・・ずっと音がしていた。していたのに耳を塞いで聞こえないフリをしていた。日に日にルカが変わっていった。変わっていったのに見て見ぬフリをした。


ミシミシと木が鳴く音。生き物のように人間を食らう音。その様は綺麗なんてもんじゃない。恐ろしく酷い。私は、ルカが少しずつ消え、少しずつ壊れていくのをずっと見ていた。


涙なんて出ない。あったのは行き場のない悔しさだけだ。


< 31 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop