ミンジュンが私を溺愛すぎる件



「でもね…
すごく楽しかったの。
お母さんが亡くなってから出掛ける事もほとんどなくなってて、その頃、美沙おばちゃんも韓国に嵌まり出して、小学校最後の年に初めて韓国に行った。

美沙おばちゃんの影響で私も韓国のアイドルや俳優さんを好きになってりして、韓国っていう国も大好きになって、お母さんはいなくて寂しかったけど、美沙おばちゃんがしょっちゅう韓国に連れて行ってくれた事が、私にとっては本当に幸せでラッキーだった」


ミンジュンは楽しそうにそう話す詠美を見ていると、胸が詰まってくる。
自分の不幸や苦しみは歯を食いしばってでも我慢できるが、詠美の事になると胸が締め付けられて気を張ってないと涙が溢れた。

ミンジュンは自分の肩に頭をのせ、気持ちよくお喋りしている詠美を抱き寄せる。


「そのおばさんが厄介な問題だったら、何も問題ないよ…」


「え?」


詠美は訳が分からずにミンジュンの顔を見上げた。


「今の詠美の話を聞いて、俺は一瞬で美沙おばちゃんの事が大好きになった。
だから、美沙おばちゃんに関しては、俺は全てで美沙おばちゃんを受け入れる」


「受け入れるって?」


詠美はまだ話の意味が分かっていない。


「まだ俳優をやってる時に、日本人のファンを対象にファンミとかやってたし。

握手してハグして、そして愛してるって囁けばいいんだ。
それも、美沙おばちゃん限定で」



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