契約書は婚姻届
「いいんですか!?」

「いつの間に君たちはそんなに仲良くなったんだい?」

盛り上がる朋香と侑岐に、尚一郎は呆れ気味に笑っている。

そんなことすら嬉しくて、これから尚一郎と幸せになるのだと、このときの朋香は少しも疑ってなかった。


 
身体が揺れている気がして目を開けると、尚一郎の腕の中だった。

「起こしてしまったかい?」

どうも、帰りの車の中で寝てしまい、尚一郎にベッドに運ばれる途中だったらしい。

「義実家には連絡入れておいたから。
明日、改めて挨拶に伺おう。
今日はもう、ゆっくりおやすみ」

そっと朋香をベッドに降ろし、唇に口付けを落として離れた尚一郎の腕を掴む。

「尚一郎さん」
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