契約書は婚姻届
ジト目で睨む尚一郎にカーテはなぜか、楽しそうにニヤニヤと笑っている。

「すぐにわかるわ。
それに、朋香はちょっと借りるだけだから大丈夫。
……いらっしゃい、朋香」

「母さん!」

カーテにまた引きずられながら振り返ると、尚一郎も従業員に引きずられながら去っていくところだった。

「心配しなくても大丈夫ですよ!
昨日も平気でしたから!」

「ともかー」

情けない声で角を曲がる尚一郎を見送りながら、朋香もエレベーターに乗せられていた。

「さあ朋香、準備するわよ」

「えっ、ちょっと!」

部屋に入るとカーテの手が朋香の服にかかり、あっという間に下着一枚にされてしまった。

「あの……」
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