君はガーディアン ―敬語男子と♪ドキドキ同居生活―
 征治さんが手伝いを買って出てくれた。

「でも、私の荷物ですし」

 私が断ると、

「一緒にやらせて下さい、私の方が、多分、力持ちですから」

 そう、征治さんはにこやかに答えた。

 まあ、それは、見ればわかる、けれど、こんな風に誰かにやさんさしくしてもらう事があまりなかったせいか、なんだか私はしみじみとじーんとしてしまい、初対面の男性と同居する事の不幸を一瞬だけ忘れたのだった。
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