この愛、スイーツ以上
「分かりました。副社長には私から聞いてみます。明日は無理なので、引き継ぎにせめて三日はもらえないかとお願いしてみます」
三日でも短いとは思うけど、引き継ぎ書を作成すればなんとかなるだろう。
一応同じビルの中にいるので、分からないことがあっても聞かれてもとりあえず答えることが出来る。
副社長が在室しているか確認してから、もう二度と行くことがないと思っていた副社長室のドアをノックした。
安田さんの返事が聞こえ、ドアを開けると頭を抱えて座っている副社長が見えた。
「副社長? どうされたんですか?」
「ああ、気にしなくても大丈夫ですよ。いつものことですから」
「いつものことって、どこか具合が悪いんですか?」
安田さんの冷静な答えでは気にしないでなんかいられない。
多分副社長は私がここにいることに気付いていない。直接話をしに来たのにこの状態ではどうしたらいいのか……。
「副社長。紫乃ちゃんに似た吉川さんが来られていますよ」
「ん、吉川……吉川由梨!」
三日でも短いとは思うけど、引き継ぎ書を作成すればなんとかなるだろう。
一応同じビルの中にいるので、分からないことがあっても聞かれてもとりあえず答えることが出来る。
副社長が在室しているか確認してから、もう二度と行くことがないと思っていた副社長室のドアをノックした。
安田さんの返事が聞こえ、ドアを開けると頭を抱えて座っている副社長が見えた。
「副社長? どうされたんですか?」
「ああ、気にしなくても大丈夫ですよ。いつものことですから」
「いつものことって、どこか具合が悪いんですか?」
安田さんの冷静な答えでは気にしないでなんかいられない。
多分副社長は私がここにいることに気付いていない。直接話をしに来たのにこの状態ではどうしたらいいのか……。
「副社長。紫乃ちゃんに似た吉川さんが来られていますよ」
「ん、吉川……吉川由梨!」