この愛、スイーツ以上
「そんなことないです! 全く影響していないとは言えませんけど、私の気持ちの問題なので安田さんのせいではないですよ。気にしないでください。でも、副社長が頑張っている様子は伝わりました。本当にすごいですね」
「伝わって良かったです。この人は愛想がないので誤解されやすいけど、熱心な姿勢に自分も頑張ろうと思う社員が増えているんですよ。だから、吉川さんにも伝わったようで嬉しいです。副社長を信じてあげてくださいね」
私は「はい」と笑顔で返した。信頼出来る人についていこうと思う社員の人が増えているという事実に私も嬉しくなった。
愛想がなくても熱意はきっと伝わっている。子供の頃から変わらない副社長の熱意があるからこそこの会社で働こうと思える。
「二人して本人目の前で何を言ってるんだよ。そんな無駄口叩いてないで仕事して」
照れた顔で言う副社長に安田さんと私は顔を見合わせて、ひそかに笑う。副社長は書類へと目を戻していた。
しかし、今注意されたばかりなのに安田さんがまた口を開く。
今日の安田さんは彼らしくなく、饒舌だ。
「伝わって良かったです。この人は愛想がないので誤解されやすいけど、熱心な姿勢に自分も頑張ろうと思う社員が増えているんですよ。だから、吉川さんにも伝わったようで嬉しいです。副社長を信じてあげてくださいね」
私は「はい」と笑顔で返した。信頼出来る人についていこうと思う社員の人が増えているという事実に私も嬉しくなった。
愛想がなくても熱意はきっと伝わっている。子供の頃から変わらない副社長の熱意があるからこそこの会社で働こうと思える。
「二人して本人目の前で何を言ってるんだよ。そんな無駄口叩いてないで仕事して」
照れた顔で言う副社長に安田さんと私は顔を見合わせて、ひそかに笑う。副社長は書類へと目を戻していた。
しかし、今注意されたばかりなのに安田さんがまた口を開く。
今日の安田さんは彼らしくなく、饒舌だ。