この愛、スイーツ以上
「どういうお姫様になりたいと思っていたんですか?」
「子供の時なので具体的にこうとかないんですけど、ドレスを着ることに憧れていました。キラキラふわふわしているドレスを着てみたいなといわゆる外見に憧れていた感じなんですけどね」
「なるほど。ドレスが着たいと言えば好きなだけ着せてくれますよ。副社長なら。ね、副社長」
安田さんは話を副社長にふった。
仕事をしろと言われたのにまた話をしていて怒られるのではないかと思いつつも、安田さんの質問にチラチラと副社長の顔色を窺いながら答えていた。
副社長は何も言わないでいたが、不機嫌さを表しているのか眉間にシワを寄せていた。
安田さんは副社長の機嫌が悪くなっているのを気にした方がいいと思うのに、なんでわざわざ?
どんな意図があって?
副社長はまた書類から安田さんに目を向けるが、怒るというよりも呆れた顔になっていた。
怒る気も失せたという感じ。
副社長の注意を堂々と無視する安田さんは度胸がある。
「由梨が着たいというなら、もちろん何着でも着せてやるよ。前にも話したけど、ウェディングドレスが一番似合うだろうね」
「子供の時なので具体的にこうとかないんですけど、ドレスを着ることに憧れていました。キラキラふわふわしているドレスを着てみたいなといわゆる外見に憧れていた感じなんですけどね」
「なるほど。ドレスが着たいと言えば好きなだけ着せてくれますよ。副社長なら。ね、副社長」
安田さんは話を副社長にふった。
仕事をしろと言われたのにまた話をしていて怒られるのではないかと思いつつも、安田さんの質問にチラチラと副社長の顔色を窺いながら答えていた。
副社長は何も言わないでいたが、不機嫌さを表しているのか眉間にシワを寄せていた。
安田さんは副社長の機嫌が悪くなっているのを気にした方がいいと思うのに、なんでわざわざ?
どんな意図があって?
副社長はまた書類から安田さんに目を向けるが、怒るというよりも呆れた顔になっていた。
怒る気も失せたという感じ。
副社長の注意を堂々と無視する安田さんは度胸がある。
「由梨が着たいというなら、もちろん何着でも着せてやるよ。前にも話したけど、ウェディングドレスが一番似合うだろうね」