この愛、スイーツ以上
「副社長は、心が狭いですね」
「いちいち突っ掛かかるのはやめてくれないか。だけど、俺は素直な由梨も素直じゃない由梨もどんな由梨でもかわいいと思ってる。今、ここで恥ずかしくなって困った顔するのもかわいい」
またどうして恥ずかしくなることを言うんですか……。
わざと言って私の反応を楽しんでいるように思える。そんな副社長こそ悪趣味ではないだろうか。
二人でかわいいと言うから私は恥ずかしさに消えてしまいたくなり、体を竦めて顔を俯かせていた、
俯いた状態で、目だけをあげて副社長を見るとこちらを見ていた彼と目が合って、心臓が大きく揺れる。
逸らそうとする前にまた突拍子もない案を思い付くから、私はそのまま彼から目が離せなくなった。
「いつでもどこでもかわいい由梨と一緒にいたいから、いれない時のために由梨人形を作るかな」
私の人形?
「そんなもの作ったら変態だと思われるんじゃ……」
「副社長が変態になるのは吉川さん限定だと思いますよ」
「それでも変な趣味になると思いませんか?」
「まあそれは確かに」
安田さんも副社長の思い付いた案には同意しかねた。
「いちいち突っ掛かかるのはやめてくれないか。だけど、俺は素直な由梨も素直じゃない由梨もどんな由梨でもかわいいと思ってる。今、ここで恥ずかしくなって困った顔するのもかわいい」
またどうして恥ずかしくなることを言うんですか……。
わざと言って私の反応を楽しんでいるように思える。そんな副社長こそ悪趣味ではないだろうか。
二人でかわいいと言うから私は恥ずかしさに消えてしまいたくなり、体を竦めて顔を俯かせていた、
俯いた状態で、目だけをあげて副社長を見るとこちらを見ていた彼と目が合って、心臓が大きく揺れる。
逸らそうとする前にまた突拍子もない案を思い付くから、私はそのまま彼から目が離せなくなった。
「いつでもどこでもかわいい由梨と一緒にいたいから、いれない時のために由梨人形を作るかな」
私の人形?
「そんなもの作ったら変態だと思われるんじゃ……」
「副社長が変態になるのは吉川さん限定だと思いますよ」
「それでも変な趣味になると思いませんか?」
「まあそれは確かに」
安田さんも副社長の思い付いた案には同意しかねた。