この愛、スイーツ以上
オフィスで見るスーツではなく、Vネックのグレーの長袖Tシャツに細身のブラックジーンズ姿だったから、一瞬判断するのが遅れたが、間違いなく副社長である。
そんな副社長が抱いている犬は茶色いポメラニアン。ふわふわの毛並みに真っ黒な丸い瞳がかわいい。
バッグの中でじっとしているコロのことを一瞬忘れて、立ち上がるとかわいいポメラニアンの顔が目の前に。
「わあ、かわいい! 副社長のワンちゃんですか?」
「ああ、俺が飼っている犬で、名前は紫乃という」
「紫乃、ちゃん? もしかして、私に似ているというのはこの紫乃ちゃんですか?」
「うん、ほらこの丸くてかわいい瞳がよく似ている。ちょっと抱いてみて」
渡されたポメラニアンを抱くけれど、どうやら活発な子らしくて下ろせという感じに体をバタつかせている。
副社長はそんな様子を構うことなく、写真を撮ろうとスマホを私たちに向ける。
「紫乃と由梨のショットなんて最高だね。本当によく似ていて姉妹みたいだ。紫乃、こっち向いて。由梨、笑って」
そんな副社長が抱いている犬は茶色いポメラニアン。ふわふわの毛並みに真っ黒な丸い瞳がかわいい。
バッグの中でじっとしているコロのことを一瞬忘れて、立ち上がるとかわいいポメラニアンの顔が目の前に。
「わあ、かわいい! 副社長のワンちゃんですか?」
「ああ、俺が飼っている犬で、名前は紫乃という」
「紫乃、ちゃん? もしかして、私に似ているというのはこの紫乃ちゃんですか?」
「うん、ほらこの丸くてかわいい瞳がよく似ている。ちょっと抱いてみて」
渡されたポメラニアンを抱くけれど、どうやら活発な子らしくて下ろせという感じに体をバタつかせている。
副社長はそんな様子を構うことなく、写真を撮ろうとスマホを私たちに向ける。
「紫乃と由梨のショットなんて最高だね。本当によく似ていて姉妹みたいだ。紫乃、こっち向いて。由梨、笑って」