この愛、スイーツ以上
「ほら、かわいく撮れたよ」と見せてくれたから、紫乃ちゃんとの写真もお願いして見せてもらった。コロとの写真は自分でも撮るからいつもと代わり映えしないが、紫乃ちゃんとの写真は違う。
「わあ、かわいい! あ、本当に似てるかも」
「でしょ? 並ぶとよく分かるよね」
スマホを持って見ているとコロは膝の上から降りて、副社長の足元に移動していった。副社長の足元では走りすぎて疲れたのか紫乃ちゃんがおとなしく伏せている。
紫乃ちゃんは近付いてきたコロをチラッと見ただけ。コロよりも紫乃ちゃんの方が大人に見える。
副社長は足元に寄り添ってきたコロを抱き上げた。その様子も紫乃ちゃんはチラッと見たけど、興味なさそうに目を閉じた。
眠いのかな。
大人しくしている紫乃ちゃんとは違って、副社長は弾んだ声を出す。
「あはは、お前かわいいな」
「コロとの写真、撮りましょうか?」
「ああ、いいね!撮ってもらおうかな。ちょっと貸して。……はい、よろしく」
私の手から彼の手に移動した彼のスマホはカメラを起動して、また私に戻ってきた。
「わあ、かわいい! あ、本当に似てるかも」
「でしょ? 並ぶとよく分かるよね」
スマホを持って見ているとコロは膝の上から降りて、副社長の足元に移動していった。副社長の足元では走りすぎて疲れたのか紫乃ちゃんがおとなしく伏せている。
紫乃ちゃんは近付いてきたコロをチラッと見ただけ。コロよりも紫乃ちゃんの方が大人に見える。
副社長は足元に寄り添ってきたコロを抱き上げた。その様子も紫乃ちゃんはチラッと見たけど、興味なさそうに目を閉じた。
眠いのかな。
大人しくしている紫乃ちゃんとは違って、副社長は弾んだ声を出す。
「あはは、お前かわいいな」
「コロとの写真、撮りましょうか?」
「ああ、いいね!撮ってもらおうかな。ちょっと貸して。……はい、よろしく」
私の手から彼の手に移動した彼のスマホはカメラを起動して、また私に戻ってきた。