俺の花嫁~セレブ社長と愛され結婚!?~
「……なに浮かれてんだよ」
大河が半眼でこちらを睨む。声は不機嫌極まりない。
「う、浮かれてなんかないから!」
「真っ赤な顔でなに言ってんだ」
「これは……びっくりしただけで」
「篠原相手にときめいてんじゃねぇよ」
大河はおもむろに立ち上がると、デスクを挟んで反対側に立つ私をちょいちょいと手招いた。
彼の手の届く範囲まで近寄ったところで、私の額をデコピンが襲う。
「痛ぁっ」
けれど私が異議申し立てをする余地もなく、大河はかみつきそうな目で私を睨んだ。
「俺の知らない間に、篠原と随分仲良くなってんじゃねーか」
「そんなこと……」
「どうやってあのカタブツを一日で口説き落としたんだ? 俺にもやって見せてくれよ」
大河はうしろ向きでデスクに腰を乗せると、体を捻って身を乗り出し、私の顎をくいっと引き寄せた。
「く、口説くなんて、そんなことするわけないでしょ!」
「ならお前は天然の小悪魔なのかもな。誤算だ。篠原がお前になびくとは思わなかった」
「誤解だよ、篠原さんは私のことなんて――」
「本当にそう思ってんのか?」
大河はわずかに目を細くすると、執務卓をぐるりと回り込み私の正面へやってきた。
大河が半眼でこちらを睨む。声は不機嫌極まりない。
「う、浮かれてなんかないから!」
「真っ赤な顔でなに言ってんだ」
「これは……びっくりしただけで」
「篠原相手にときめいてんじゃねぇよ」
大河はおもむろに立ち上がると、デスクを挟んで反対側に立つ私をちょいちょいと手招いた。
彼の手の届く範囲まで近寄ったところで、私の額をデコピンが襲う。
「痛ぁっ」
けれど私が異議申し立てをする余地もなく、大河はかみつきそうな目で私を睨んだ。
「俺の知らない間に、篠原と随分仲良くなってんじゃねーか」
「そんなこと……」
「どうやってあのカタブツを一日で口説き落としたんだ? 俺にもやって見せてくれよ」
大河はうしろ向きでデスクに腰を乗せると、体を捻って身を乗り出し、私の顎をくいっと引き寄せた。
「く、口説くなんて、そんなことするわけないでしょ!」
「ならお前は天然の小悪魔なのかもな。誤算だ。篠原がお前になびくとは思わなかった」
「誤解だよ、篠原さんは私のことなんて――」
「本当にそう思ってんのか?」
大河はわずかに目を細くすると、執務卓をぐるりと回り込み私の正面へやってきた。