俺の花嫁~セレブ社長と愛され結婚!?~
*
食事を済ませた私たちは、リビングで各々の時間を過ごしていた。
私は変わらずガラステーブルの前に座り、大河がマークしてくれた資料を読みあさる。
大河はソファの上で、雑誌を見たり、ノートパソコンでなにやら作業をしたりとのんびり過ごしていた。
お昼に差しかかる頃、不意に大河が膝に乗せていたノートパソコンを閉じて、私に声をかけてきた。
「なあ、莉依」
「うん?」
「お前さ。その勉強が終わったら、実家に帰るのか?」
「え……?」
資料から視線を外して顔を上げると、割と真面目な表情で大河がこちらを覗き込んでいた。
考えてみれば、就職が決まった今、堂々と実家に帰ることができるのだ。
今は就職に向けて勉強するという名目でこの家に泊まり込んでいるものの、それさえもなくなってしまったら、これ以上この場所に留まる理由はない。
「ああ……そうだね。働き始めたら、もう大河の家にいさせてもらう必要もなくなるね」
ずいぶんと甘えてしまった。衣食住だけでなく、精神的にも。
底辺まで落ち込んでいたところをすくい上げ、新たな目標をくれた。
今前に向かって進めるのは、全部大河のおかげだ。
「今まで本当にありがとう。なにかお礼しなくちゃね」
「優秀な秘書になって、俺に尽くしてくれればいい」
「そうじゃなくて、幼なじみとして――私個人としてお礼したいっていうか」
私の返答を聞くと、大河は膝の上のノートPCをそっとガラステーブルの上に置いた。
食事を済ませた私たちは、リビングで各々の時間を過ごしていた。
私は変わらずガラステーブルの前に座り、大河がマークしてくれた資料を読みあさる。
大河はソファの上で、雑誌を見たり、ノートパソコンでなにやら作業をしたりとのんびり過ごしていた。
お昼に差しかかる頃、不意に大河が膝に乗せていたノートパソコンを閉じて、私に声をかけてきた。
「なあ、莉依」
「うん?」
「お前さ。その勉強が終わったら、実家に帰るのか?」
「え……?」
資料から視線を外して顔を上げると、割と真面目な表情で大河がこちらを覗き込んでいた。
考えてみれば、就職が決まった今、堂々と実家に帰ることができるのだ。
今は就職に向けて勉強するという名目でこの家に泊まり込んでいるものの、それさえもなくなってしまったら、これ以上この場所に留まる理由はない。
「ああ……そうだね。働き始めたら、もう大河の家にいさせてもらう必要もなくなるね」
ずいぶんと甘えてしまった。衣食住だけでなく、精神的にも。
底辺まで落ち込んでいたところをすくい上げ、新たな目標をくれた。
今前に向かって進めるのは、全部大河のおかげだ。
「今まで本当にありがとう。なにかお礼しなくちゃね」
「優秀な秘書になって、俺に尽くしてくれればいい」
「そうじゃなくて、幼なじみとして――私個人としてお礼したいっていうか」
私の返答を聞くと、大河は膝の上のノートPCをそっとガラステーブルの上に置いた。