俺の花嫁~セレブ社長と愛され結婚!?~
「俺の気持ち、嫌でもわからせてやる」

大河の右手がするすると私の体をすべっていき、胸のあたりをなぞる。
あまりにも無防備だったところを突然触れられて、思わずびくりと震えあがった。

「やっ……大河っ……」

「そんな顔もするんだな。初めて見た」

困惑し悶える私を見て、大河が唇を綻ばせる。

「このまま、ベッドに連れてっちゃダメか?」

私の両側に肘をついて、信じられないくらいの近距離で、喉の奥を鳴らす猫みたいにおねだりする。

突然なんてことを言い出すんだろう。頭の中がぐちゃぐちゃだ。

「……また、からかってるの?」

「冗談を言ってる顔に見えるか?」

「嘘、また騙すつもりなんでしょ、私が本気にした途端、『ばーか』って――」

「莉依」

どこからどう見ても真剣な顔が、私の視線を釘づける。

「俺は本気だ」

嘘でしょう……?
だって昨日言ってたばかりじゃない、私への想いは『友情』だって。

次の瞬間、素直な疑問が口をついてでた。

「……大河は、私のことどう思ってるの?」

「それを聞くってことは、抱かれる覚悟があるんだろうな……?」

険しくなった視線に、思わず身を竦ませる。
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