記憶のない夢の国
PM 3:00

数学のテストが始まった。
俺はいつも通りミスはなく100点だった。
この学校のテストは頻繁にあり、採点は終わった人から順に先生に答案を出していきその場で行われる。
俺、藤堂、麻衣、香奈の順で採点が終わった。
放課後が待ち遠しい。
なんてったって高級アイスを賭けているんだからな~。

PM 4:00

「よし、終礼も終わったし結果発表といこうか!!」

「うん…。」

「香奈、もう負けたような顔してるよ??笑」

「よし、せーの!!」

バッ

俺 100点
藤堂 84点
麻衣 86点
そして、いちばん重要な香奈の点数。

「100…!!あの夢は本当だったんだ!!」

「すごい!!!おめでと~っ♪」

「賭けに負けたぁぁぁぁ…。」

よし、見事高級アイスゲット!!

それにしても正夢とは凄いものだ。
こんなにも人を喜ばせることが出来る。
夢の話でここまで盛り上がったのはいつぶりだろうと思うくらいみんなで盛り上がった。

帰り道に物価の高いコンビニで高級アイスを奢ってもらい、気分のいいまま帰宅した。
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