記憶のない夢の国
PM 1:00

「やっと昼だ~!!!
まじ腹減りすぎて頭回らなかったわ笑」

「おい。それは違うぞ。
藤堂は寝てただろ。」

午前中の授業も終わり昼休みになった。俺の学校は中高ずっと弁当だ。
みんなそれぞれグループとなって食べることが多い。
俺は藤堂、麻衣、香奈の4人で食べている。
香奈は麻衣の友達。少し抜けてる部分がある不思議な女子だ。
3年間クラスが同じの至って普通な高3グループ。
基本このメンバーでいることが多い。

「そういえば、今日めっちゃいい夢みたんだよ♪」

「え、なになに!!教えて!!」

「今日の数学のテストで100点とる夢!!笑」

「え、何言ってんの笑
お前の最高得点40じゃん笑」

「ほんとなんだってば!!じゃぁ信じないなら高級アイスかけて勝負しよう!!」

「よし、じゃぁ俺は100点取れない方に賭ける。」

「麻衣も100点取れないと思うなぁ…笑」

「俺は取れる方に賭けてみようかな。」

藤堂、麻衣は取れない。俺、香奈は取れる方に賭けた。
そういえば、夢で思い出したけど俺も不思議な夢見たな…。
あれは結局何だったんだろう。
信じられるわけない夢だったから気にしないことにした。
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