【短】《甘切番外編》 泉未君の甘姫餌付け大作戦
小さい頃はオレだって幼稚園のイベントで仮装したりしてたけど、やっぱり今年もデカデカとスペースとられてるな。
ハロウィンカラーのオレンジと黒で彩られたスペースは、今オレがカゴに入れたミニお菓子の詰め合わせに、パーティーの飾りを作る用の詳しい本まで置いてある。
「そうだ。お前甘木先輩にはお菓子何あげるんだよ」
「………へっ?」
ボンヤリとチカチカ瞬くコウモリのライトを眺めていたら、リエイがふとオレに質問して来た。
「甘姫にベタボレのお前が、甘木先輩にあげるお菓子まで適当だなんて、あり得ないだろう?何あげる気なんだ?」
ハロウィンカラーのオレンジと黒で彩られたスペースは、今オレがカゴに入れたミニお菓子の詰め合わせに、パーティーの飾りを作る用の詳しい本まで置いてある。
「そうだ。お前甘木先輩にはお菓子何あげるんだよ」
「………へっ?」
ボンヤリとチカチカ瞬くコウモリのライトを眺めていたら、リエイがふとオレに質問して来た。
「甘姫にベタボレのお前が、甘木先輩にあげるお菓子まで適当だなんて、あり得ないだろう?何あげる気なんだ?」