完璧幼馴染の仮面が崩れるとき
エレベーターの階数ボタンはなんと、58階まであるんですが…。
エレベーターの中もふかふかの絨毯が引かれていて、上には上品なシャンデリアがぶら下がる。
すごすぎ…。
私がエレベーターの中を見回していると、耀は私の左頬にすっと右手を添えた。
「そんなキョロキョロしないで、こっち見てくんない?」
そんなこと言って少し拗ねる耀は少し可愛くて、よしよし〜ってしてあげたくなる。
私が手を耀の頭に伸ばしかけた瞬間に、耀はまた私の唇に深く深くキスをした。
だから…そんなキスされちゃうと立ってられないじゃない。
なんて最初は思っていても、そんなことを思ってられる余裕さえもなくなる。
目の前の耀だけを感じて、
私は耀の熱い唇と舌に懸命に応えた。