狂った彼に花束を
「まぁ、いいや。とりあえず、何か持ってくるよ。」

男は私から離れると部屋を出ていった。

私しかいない部屋をぐるりと見回した。
天蓋付きのベッドに小さなテーブル。それを囲うようにピンクと青ののクッションが置かれている。

彼が居ないうちにここから出ないと…
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