狂った彼に花束を
「その上目遣いも可愛い。」
だめだ、話が通じない…

「もう…やだ…」

我慢していた涙が頬を伝って服の上に落ちた。

「泣き顔も愛おしい。」
男はそう言って私の涙を指ですくい、舐めとる。
その姿が色っぽくて、こんな状況のはずなのに見とれてしまう。
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