狂った彼に花束を
「あの…なんで、私なんですか?」

ずっと気になってた。
どうして、私なのか。

「……約束だから。」

約束…?

「それって、本当に私なの…?」

響夜は私を見つめて無言のまま頷く。

「ずっと待ってたんだ…この時を。」

響夜は私を引き寄せ、優しく抱きしめた。
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