さよなら、嘘つき君。
「い、いない……です」
恋とか、好きな人とか全然興味ないし、わからないって思ってたけど、いざ自分に向けて告白をされると、胸がぎゅってなる感じがし。それに、自分のことを好きでいてくれる人がいるなんて、正直いると思わなくて少しだけ嬉しかった。
『じゃあ、友達からでいいから』
「う、うん」
そうして、私は朝比奈君と友達になった。
朝比奈君とたまに会ったときは挨拶をしたり、朝比奈君が教科書を忘れたときは、私のクラスに来て、私に教科書を貸してと言ってきたり、月日がたつごとに、私たちは仲良くなっていった。