私、それでもあなたが好きなんです!~悩みの種は好きな人~
「すごく美味しいです。昨日のブレンドコーヒーと違いますね、あ、これ履歴書です」

「へぇ、このコーヒーの味の違いがわかるんですね」

雅人さんは目を丸くして感心したように私を見た。すると満足げにうんうんとひとりでうなずきながらまた愛想よく笑った。

「実はこのコーヒーは店には出していない豆を使ったんです。確かにブレンドには違いないけど……もしかしてコーヒー利きとかできたりするんですか?」

「い、いいえ、ただのコーヒー好きなだけです」

雅人さんが淹れてくれたコーヒーでひと息したところで、私は志望動機や今までの経歴など、質問を受けながら応えていった。
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