私、それでもあなたが好きなんです!~悩みの種は好きな人~
――俺には、時間がないんだ。
店を出てひとりで歩いている間、ずっと石堂さんの言葉がぐるぐると頭の中を回っていた。
一体、なんの時間がないというのだろう。考えれば考えるほどわからない。それに、石堂さんをひとりで店に残してきたのも気になった。
一緒に店を出れば良かったかな――。
でも、早く帰れって急かされちゃったし――。
終電を逃してしまっては家に帰れなくなってしまう。きっと石堂さんは店の近くに住んでいて、時間がないって言うのも、何か予定があって時間が押してるって意味だったのかもしれない。と家に帰る間、私はずっと石堂さんのことをそんなふうに考えていた。
月が変わり師走に入った夜は、空気も乾燥してゾクリと寒い。冷気が入ってこないように襟元を片手で締めると、はぁっと白い息を吐いた。
店を出てひとりで歩いている間、ずっと石堂さんの言葉がぐるぐると頭の中を回っていた。
一体、なんの時間がないというのだろう。考えれば考えるほどわからない。それに、石堂さんをひとりで店に残してきたのも気になった。
一緒に店を出れば良かったかな――。
でも、早く帰れって急かされちゃったし――。
終電を逃してしまっては家に帰れなくなってしまう。きっと石堂さんは店の近くに住んでいて、時間がないって言うのも、何か予定があって時間が押してるって意味だったのかもしれない。と家に帰る間、私はずっと石堂さんのことをそんなふうに考えていた。
月が変わり師走に入った夜は、空気も乾燥してゾクリと寒い。冷気が入ってこないように襟元を片手で締めると、はぁっと白い息を吐いた。