悪役令嬢の華麗なる王宮物語~ヤられる前にヤるのが仁義です~
他人からすれば、たかが人形だと思われるかもしれないが、私にとっては幼い頃からの親友であり心の支え。かけがえのない存在なのだ。
「オリビア!」と叱咤されても、私はアマーリアを強く抱きしめて首を横に振り続ける。
すると険しい顔をした彼は、なぜか片足をあぶみから外して、黒馬の背で私のように横座りになる。
「なにを!?」と驚く私の前で、彼はひとっ飛びに暴れ馬に乗り移ってきた。
私を後ろから抱えるように馬に跨り、手綱を手繰り寄せて必死に制御しようとするから、私は慌てた。
「いけませんわ! 早く黒馬にお戻りにーー」
「もう無理だよ」
乗り手を失った黒馬はたちまち速度を落として、暴れ馬から離れてしまった。
それに気づいて私は悲嘆する。
レオン様をも危険に晒してしまうなんて、私はなんてことをしてしまったの……。
「申し訳ーー」と謝ろうとした次の瞬間、馬がひと際強く頭を振り、後ろ足で空を蹴飛ばして暴れたから、私たちの体が浮いた。
肘掛けを掴んでいた私の右手はもう限界で、浮いた弾みで外れてしまう。
飛ばされかけた私の体を捕まえてくれたのはレオン様で、私の胴を左腕で抱えながら、右手で肘掛けを掴んでいた。
「オリビア!」と叱咤されても、私はアマーリアを強く抱きしめて首を横に振り続ける。
すると険しい顔をした彼は、なぜか片足をあぶみから外して、黒馬の背で私のように横座りになる。
「なにを!?」と驚く私の前で、彼はひとっ飛びに暴れ馬に乗り移ってきた。
私を後ろから抱えるように馬に跨り、手綱を手繰り寄せて必死に制御しようとするから、私は慌てた。
「いけませんわ! 早く黒馬にお戻りにーー」
「もう無理だよ」
乗り手を失った黒馬はたちまち速度を落として、暴れ馬から離れてしまった。
それに気づいて私は悲嘆する。
レオン様をも危険に晒してしまうなんて、私はなんてことをしてしまったの……。
「申し訳ーー」と謝ろうとした次の瞬間、馬がひと際強く頭を振り、後ろ足で空を蹴飛ばして暴れたから、私たちの体が浮いた。
肘掛けを掴んでいた私の右手はもう限界で、浮いた弾みで外れてしまう。
飛ばされかけた私の体を捕まえてくれたのはレオン様で、私の胴を左腕で抱えながら、右手で肘掛けを掴んでいた。