悪役令嬢の華麗なる王宮物語~ヤられる前にヤるのが仁義です~
それに彼も白い寝間着姿であるので、目の遣り場に困り、視線を泳がせてしまう。
それでも「おいで」と甘く強く求められれば、「はい」と答えるしかなく、体から腕を外すとベッドまで三歩の距離を時間をかけて歩み寄った。
「あの、今朝はわたくしのせいで危険な目に遭わせてしまいました。大変申し訳ございません」
彼の真横に立ち、深々と頭を下げれば、「謝られても嬉しくないな」と笑いを含んだ声で文句を言われた。
レオン様がどんな答えを求めているのかわからずに、頭を上げた私は困り顔になる。
すると彼が片目を瞑り、いたずらめかした調子で正解を教えてくれた。
「こう言ってごらん?『愛するあなたに助けられて幸せです』と」
途端に顔を熱くすれば、彼の左手が伸びてきて、私の手首を捕まえる。
強く引っ張られて「あっ」と声をあげた私は、ベッドの縁にストンと腰を落とし、彼の胸に顔を埋めてしまった。
慌てて顔を離して「お怪我に触りますわ!」と注意したら、返事の代わりに軽い口づけをもらう。
彼の左腕が私の腰に回り、離れることを許してくれない。
至近距離にある唇が、色めいた声で優しく私を脅した。
「愛してると言わないと、放してあげないよ」
「そんな……。わたくしの気持ちは、口にせずともおわかりのはずです」
それでも「おいで」と甘く強く求められれば、「はい」と答えるしかなく、体から腕を外すとベッドまで三歩の距離を時間をかけて歩み寄った。
「あの、今朝はわたくしのせいで危険な目に遭わせてしまいました。大変申し訳ございません」
彼の真横に立ち、深々と頭を下げれば、「謝られても嬉しくないな」と笑いを含んだ声で文句を言われた。
レオン様がどんな答えを求めているのかわからずに、頭を上げた私は困り顔になる。
すると彼が片目を瞑り、いたずらめかした調子で正解を教えてくれた。
「こう言ってごらん?『愛するあなたに助けられて幸せです』と」
途端に顔を熱くすれば、彼の左手が伸びてきて、私の手首を捕まえる。
強く引っ張られて「あっ」と声をあげた私は、ベッドの縁にストンと腰を落とし、彼の胸に顔を埋めてしまった。
慌てて顔を離して「お怪我に触りますわ!」と注意したら、返事の代わりに軽い口づけをもらう。
彼の左腕が私の腰に回り、離れることを許してくれない。
至近距離にある唇が、色めいた声で優しく私を脅した。
「愛してると言わないと、放してあげないよ」
「そんな……。わたくしの気持ちは、口にせずともおわかりのはずです」