悪役令嬢の華麗なる王宮物語~ヤられる前にヤるのが仁義です~
唇を離した私たちが揃ってドアを見たら、「お待ちください!」というグラハムさんの声が響いて、その直後に荒々しくドアが開けられた。
そこには寝間着にガウンを羽織った王妃がいて、憤怒の表情でズカズカと部屋に入ってくる。
「オリビア、このあばずれが! レオンのベッドで、一体なにをしているの!」
慌ててレオン様から離れようとした私だけど、反対に彼の腕には力が込められ、その広い胸に鼻先を埋めることとなる。
彼がいつもつけている、甘くて爽やかな香水の香りを思いきり嗅いでしまうが、うっとりすることはできずに、もがいていた。
抱きしめられたまま、首をひねるようにして顔をドアの方に向けたら、王妃が私の真横に立っていて、鋭い視線が刺さるように降ってきた。
私の髪を掴もうと王妃は手を伸ばしたが、それを払ったのはレオン様だ。
「母上、乱暴はおやめください。オリビアを寝室に招いたのは俺なのです。ご心配なさらずとも、婚礼の儀を待たずして手を出したりしません」
レオン様の声に動揺は見られない。
耳をあてている彼の胸から聞こえる心音も、穏やかなリズムを刻んでいた。
息子に手を払われた王妃は、その手を握りしめ、忌々しげに私を睨みつけながら彼を叱る。
そこには寝間着にガウンを羽織った王妃がいて、憤怒の表情でズカズカと部屋に入ってくる。
「オリビア、このあばずれが! レオンのベッドで、一体なにをしているの!」
慌ててレオン様から離れようとした私だけど、反対に彼の腕には力が込められ、その広い胸に鼻先を埋めることとなる。
彼がいつもつけている、甘くて爽やかな香水の香りを思いきり嗅いでしまうが、うっとりすることはできずに、もがいていた。
抱きしめられたまま、首をひねるようにして顔をドアの方に向けたら、王妃が私の真横に立っていて、鋭い視線が刺さるように降ってきた。
私の髪を掴もうと王妃は手を伸ばしたが、それを払ったのはレオン様だ。
「母上、乱暴はおやめください。オリビアを寝室に招いたのは俺なのです。ご心配なさらずとも、婚礼の儀を待たずして手を出したりしません」
レオン様の声に動揺は見られない。
耳をあてている彼の胸から聞こえる心音も、穏やかなリズムを刻んでいた。
息子に手を払われた王妃は、その手を握りしめ、忌々しげに私を睨みつけながら彼を叱る。