覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
催しの後
「皇帝に拝謁いたします」

「立つがよい」

「今日の催しの衣装を持って参り
 ました」

皇帝の遣いに衣装を渡した。
ゆったりとするように作ったので
動きやすそうだ。

「とても、着心地がよい。この
 天然石も綺麗だ」

「はい。この天然石には健康、金運
 負を浄化する、成功させる、癒やす
 といった意味がございます。
 春位様と話をしている際、皇帝の
 為に作って欲しいと頼まれたので
 それを思いつきました」

「そなたは、上司をたてるのが
 うまいな。催しが終わったら
 春麗とここに来るように。絶対だ」

「はい。承りました」

何か言われるのだろうかと、不安に
なったが皇帝の言う事に逆らうことは
出来ないので、忘れないようにしようと
思った。
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