イジワル外科医の熱愛ロマンス
週が明けて月曜日。
二日経ってもまだ事態がのみ込めない私の隣で、白衣を羽織った祐が堂々と胸を張って、
「私事で恐縮ですが」
と、朝礼で集まったほぼ全員の心臓外科医局員の前で、そう口上を述べた。
「本郷雫さんと婚約致しましたことを、ここで報告させていただきます」
「……えええっ!?」
一拍分の間を置いて、主に女性ドクターたちが、医局の窓がビリビリと震えるほどの絶叫を放った。
女性たちほどではないけれど、男性ドクターも驚きを隠せず、みんな大きく目を見開いている。
週始めの朝から騒然とする医局の中で平然としているのは、言った本人と、朝礼が始まる前、出勤してすぐに報告した園田教授くらいなものだ。
他の医局員よりいくらか事情を知っているとは言え、木山先生と美奈ちゃんも、たった一週間で婚約報告という事態に、ポカンと口を開けている。
でも――。
当事者のはずの私も、それとほとんど変わらない呆けた状態。
だってまだ、全然理解が追いついていないのだ。
二日経ってもまだ事態がのみ込めない私の隣で、白衣を羽織った祐が堂々と胸を張って、
「私事で恐縮ですが」
と、朝礼で集まったほぼ全員の心臓外科医局員の前で、そう口上を述べた。
「本郷雫さんと婚約致しましたことを、ここで報告させていただきます」
「……えええっ!?」
一拍分の間を置いて、主に女性ドクターたちが、医局の窓がビリビリと震えるほどの絶叫を放った。
女性たちほどではないけれど、男性ドクターも驚きを隠せず、みんな大きく目を見開いている。
週始めの朝から騒然とする医局の中で平然としているのは、言った本人と、朝礼が始まる前、出勤してすぐに報告した園田教授くらいなものだ。
他の医局員よりいくらか事情を知っているとは言え、木山先生と美奈ちゃんも、たった一週間で婚約報告という事態に、ポカンと口を開けている。
でも――。
当事者のはずの私も、それとほとんど変わらない呆けた状態。
だってまだ、全然理解が追いついていないのだ。