虹色キャンバス
こんな近くにいるのに、僕と真木との間には途方もない距離があるように思えた。

心の中で僕はため息をついた。


すると、真木の隣にいた男が僕に声をかけてきた。


「よっ。佐久間」


野地瑛太(のじ えいた)

デザイン科


「どう調子は?」

野地が聞いてきた。

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