虹色キャンバス
普通教科以外の授業では一緒になることはなく、

合同デッサンのときだけが、彼女に近づける数少ない機会だった。


自然を装って僕は真木の横の席をゲットした。


真木がチラリと僕を見た。

いつもながらの無口な

よそよそしい、その態度に

僕のテンションは少し下がった。

< 23 / 216 >

この作品をシェア

pagetop