虹色キャンバス
「高島です。よろしくお願いします」

薄い水色のワンピースを着た彼女は、さほど緊張もせず淡々と挨拶をした。


「樋口」

「はい」

「彼女を控え室に案内してくれ」

「はい」


彼女が控え室に消えたとたん、みんなが口々に話し始めた。

誰もが、その美しさに驚いていた。

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