虹色キャンバス
5分ほどすると、バスタオルを一枚巻いただけの彼女がアトリエに入ってきた。


「ポーズは、立ち姿でいいな。じゃ、こっち」

山崎に手招きされ彼女が白い台に上がる。


上がると同時に、彼女は何のためらいも無くバスタオルをはずした。


透き通った薄いピンク色の裸が現れると、

「やるね~」

と、野地が小さな声で言った。

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