虹色キャンバス
クロッキーを3セットし、休憩をはさみながら固定のポーズ15分を2セット行った。


その後、15分間の休憩になった。

バスタオルを巻いて高島さんが控え室に戻る。

リラックスした僕は両腕を伸ばしながら

隣の真木をチラリと見た。


真木は野地と絵の出来栄えについて話していた。

絵を覗き込む真木の身体が野地と触れているように見えて

僕は居ても立ってもいられなくなった。


そして、ひとり廊下に出た。

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