虹色キャンバス
入学式で僕は安西と再会した。

安西は僕を見つけるとすぐに駆け寄ってきて

命の恩人だの何だの、大騒ぎで礼を並べた。


そしてメアド交換第一号となったのだ。


とにかく賑やかな女だなというのが

安西に対する第一印象で

騒がしいのが苦手な僕としては

むしろ対照的な真木に引かれていた。

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