虹色キャンバス
「普通忘れるか?絵の具」

僕がそう言うと

安西は頭をかきながら


「…だよね」と

ばつの悪そうな顔をした。


合格発表の日

ドキドキしながら見た掲示板に

僕の番号、287番はあった。


そしてその次の番号、288番もあった。


「へ~。あいつ受かったんだ」

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