虹色キャンバス
僕が安西を100%受け入れられないでいるのも、それが原因だ。


多少の罪悪感を引きずりながら


僕は安西と付き合っていたのだ。


「佐久間。お前、明日から日本画勉強しろ」


「はぁ?」


「安西のいる日本画科に転科しろ」


「なんだよ、いきなり」


「だってお前さ、山崎といつも衝突してるじゃん」


「見解の相違ってやつだよ」

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