虹色キャンバス
「大げさだよ。べつに山崎と喧嘩してるわけじゃないんだぜ」
「そうか?この前だって…ほら、ミロのビーナスのときだって」
それは、ビーナス像をデッサンしているときのことだった。
「どれどれ、みんな描き進んでるかな」
山崎が一人ひとりの絵を見ながらアドバイスをしていく。
そして僕の番
「佐久間、もう少し立体感を意識して描いた方がいいな」
「立体感、ですか?」
「そうか?この前だって…ほら、ミロのビーナスのときだって」
それは、ビーナス像をデッサンしているときのことだった。
「どれどれ、みんな描き進んでるかな」
山崎が一人ひとりの絵を見ながらアドバイスをしていく。
そして僕の番
「佐久間、もう少し立体感を意識して描いた方がいいな」
「立体感、ですか?」