【完】俺がずっと、そばにいる。

「さっきから思ってたけど、ゆず、なんか今日いつもと顔違う?」


「えっ、顔?」


「うん」


それって……もしかして、メイクのことかな?


「うーん、そう?いつもより頑張ってメイクしたからかな」


私が何気なくそう答えると、驚いたように目を丸くするりっくん。


「はっ、そうなの?なんで?」


「えっ、なんでって……それはまぁ、クリスマスイブだし。おしゃれしたほうがいいかなぁと思って」


どうしよう。もしかして気合入りすぎだったのかな?


「へぇ。そっか」


「あ、もしかして変だった?」


「いや、べつに……変じゃねぇよ」


「変じゃない?ならいいんだけど」


「……に、似合ってんじゃん」


ぎこちなくそう告げると、すぐにプイっと横を向くりっくん。


あれ?今なんか、褒めてくれたよね?似合ってるって。


りっくんが素直に褒めるなんて珍しい気がする。


いや、とってもレアだよ。嬉しいな。


< 252 / 376 >

この作品をシェア

pagetop