【完】俺がずっと、そばにいる。
「さっきから思ってたけど、ゆず、なんか今日いつもと顔違う?」
「えっ、顔?」
「うん」
それって……もしかして、メイクのことかな?
「うーん、そう?いつもより頑張ってメイクしたからかな」
私が何気なくそう答えると、驚いたように目を丸くするりっくん。
「はっ、そうなの?なんで?」
「えっ、なんでって……それはまぁ、クリスマスイブだし。おしゃれしたほうがいいかなぁと思って」
どうしよう。もしかして気合入りすぎだったのかな?
「へぇ。そっか」
「あ、もしかして変だった?」
「いや、べつに……変じゃねぇよ」
「変じゃない?ならいいんだけど」
「……に、似合ってんじゃん」
ぎこちなくそう告げると、すぐにプイっと横を向くりっくん。
あれ?今なんか、褒めてくれたよね?似合ってるって。
りっくんが素直に褒めるなんて珍しい気がする。
いや、とってもレアだよ。嬉しいな。