【完】俺がずっと、そばにいる。
そしたらりっくんがこちらを見てクスッと笑う。
「まぁ、ゆずが楽しそうで良かった」
その顔は、さっきまでの呆れたような表情とは違って、とても優しくて。
見守るような彼のまなざしに、胸が温かくなった。
「うん、楽しい!クリぼっちよりずっとよかった。誘ってくれてありがとう」
「いや、俺も暇だったし。ちなみに、このあとどうする?」
そう言って、手元の腕時計を確認するりっくん。
そういえば、今日は映画を見に行こうってだけで、他には何も決めてなかったんだ。
でもこの辺りなら色々あるし、いくらでも時間つぶせそう。
「どうしよっか?とりあえず、そのへんブラブラする?」
「そうだな。それに、夜にはイルミネーションとかもやってるみたいだし。せっかくだから見ていかね?」
イルミネーションという言葉に反応して、目を輝かせる私。
「うん!見るっ!」
「お前時間大丈夫?」
「大丈夫だよ。今日はもとから一日暇だもん。イルミネーション見たい!」
「じゃあ決まりな」
「うんっ」