【完】俺がずっと、そばにいる。
首にタオルを巻き、前髪をヘアピンで止めてピースしている彼もまたりっくんたちと一緒に試合に出てたから、ちょうど今試合が終わったばかりだ。
「お疲れ様。試合勝ったね!おめでとう」
笑顔で声を掛けたら、玲二くんはツインテールの片方を手でいじりながら答えた。
私のこの髪型、なぜか彼は気に入っているみたい。
「おう。まぁ、ほとんど梨月のおかげだけどなー」
「さすがりっくん。しかもさっきスリーポイント決めたんだってね」
「うん……って、あれ?見てなかったの?」
「あ、うん。ちょっと琴子と話してて」
「おいおい、あれは見なきゃダメでしょー!」
玲二くんにも言われて、あらためてよそ見していたことを後悔する私。
「あはは、ごめんごめん」
するとふと横から、聞き覚えのある声が……。
「おい玲二」