【完】俺がずっと、そばにいる。
「やばっ」
「ウソッ。やだ、梨月くん……」
「えっ?なんでっ!?」
突然の彼の登場に騒然とする先輩たち。
りっくんはすぐに掴んでいた手を離すと、私の前までやってきて、かばうように手を広げながら先輩たちのほうを振り返る。
「これはなに、俺のせいなの?」
「えっ……」
「俺がこいつと付き合ってるから文句言われてんの?」
りっくんが問いかけると、先輩たちはパッと目をそらす。
「べ、べつにうちらはそういうつもりじゃ……」
「悪いけど、聞こえてたよ。今の会話」
「えっ!」
ウソ、りっくんも今の聞いてたんだ。
「先輩たちは、俺がこいつと遊びで付き合ってるって言いたいんだ?」