記憶を失くした総長

友「お初にお目にかかる。【DaTuRa】総長 南 友哉(ミナミ ユウヤ)だ。我らの3分の1程度の数で挑もうとは…度胸だけは褒めてやる。」
桜「…【雷華】総長 長嶺 桜哉だ。算数もできねぇような頭の弱いお前らに【雷華】は負けない。」
友「…ってかそこにいるチビ。」

チビと言った友哉に大和は不機嫌そうな顔をしている。

友「…お前だよお前。全身真っ黒人間。」



あ、私?

友「あぁ、靴は黒じゃないみたいだね。今からねぇ?おにーさんたち喧嘩するの。


____引っ込んでろ。」

…なんて幼稚な文句

と笑いたいところだけど、


これは、大和の気持ちが分かる。

大「…玲…ただの…『…挑発ねぇ。』

ニヤニヤと笑うアイツは…ウザイ。

『…桜哉、雅、成輝、大和。


そこ、どけ?』

私は笑顔で4人を見つめる。
4人の顔は急に青ざめ、道を作った。
私はゆっくりと友哉と距離を狭めていく。

友「…やれ。」

私が走り出したのと友哉が合図をしたのは同時だった。

____アイツの顔面を殴ってやる。

1番に飛び出してきたのは鉄バットを持った男。
179センチくらいのそいつを仮にAとしよう。
振りかぶってきたので、避けて、バットを足で抑えこみ動きを止めてから回し蹴り。

Aの頭に入って横に吹っ飛んだ。
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