記憶を失くした総長
現在、昴さんに怒られながらも昼食を適当にすませ、私は病室で寝ている。
聞いてびっくり、今日は日曜日だった。
私は寝てから5日近く寝ていたようで。
近くには覇龍の4人の気配。
『…私よりも瑞希ちゃんは大丈夫だったか知りたい。』
蒼「それなら情報入ってるよ。雷華の副総長の【蒼龍】くんが雷華とかに送ったデータをたまたまGETしたから。確か、胃洗浄して金曜日だから麗ちゃんの起きた2日前に起きたのかな。退院は今日だよ。」
たまたまと言いながらすごいことをしでかす蒼くん。
蒼くんは名の知れたハッカーとかではなく、ただ機械類に強いだけだ。
最近は自分の名前と雷華での雅の通り名が似ていることに拗ねている。
___可愛い。
その時、急に点滴をしていない方の手首を掴まれた。
掴み方から誰だか分かってしまうのは私の特技のひとつとも言えるだろう。
『どうしたの、大輝。』
大「…いや。手首また細くなったなって、思っただけ。」